
この作品は小学5年生の参加者によるものです。「カッターで切るのは最初は難しかったけど、だんだんと慣れてきた」とのこと。
切り絵の作品をモビールとして繋げる際に物語を考えて作って下さりました。上から順に「雷」「キツネ」「ウサギ」「夕日に染まる森」のモチーフが連なっています。
雨が降り雷鳴轟く森とそこに住む動物たち…やがて雨がやむと雲が過ぎ去り森が夕日にそまる…という様子を想像して、作成してくれたとのことです。「雷」の図案はご自身で考えて下さりました。
切り絵ならではのシャープな線が稲妻の鋭さをよく表しています。
ワークショップコーナーは、クマや蝶など森に住む生き物が増えてにぎやかになってきました。
さぶさちえさん考案の鳥と花の図案を用いた作品では、色画用紙を重ね合わせて裏と表で異なる絵柄になるよう工夫をしています。
切り絵とモビールならではの特性を活かした作品です。
ワークショップキット「切り絵でモビールを作ろう」では、「森」をテーマにそこに住む生き物や、そこに生息する植物などを切り絵で制作していただき、美術館の中に切り絵の「森」を出現させます。
このワークショップでは、キットに含まれているさぶさちえさんが作成した型紙以外にも、自身で考えたオリジナルの切り絵を作っていただいても構いません。
森に住む動物だけでなく、森のくまさんと女の子の出会いや、夜の森など、森の風景を想像して作って下さった作品が、切り絵の「森」に新たに加わりました。キツネやリスといった生き物たちと森の風景といった組み合わせから、物語を想像してみたくなる作品です。
ワークショップに参加された方から早速作品が届きました。
切り絵は今回が初挑戦だったそうです。
お花の模様の細かい丸を切るのが難しかったとのことですが、初めてとは思えない仕上がりです。
モビールにする際の作品の組み合わせ方も工夫して下さりました!
段差をつけて切り絵を取り付けて下さったことで、風に揺れると立体的な動きを見せてくれます。
ワークショップキット「切り絵でモビールを作ろう」では、制作していただいた作品をボローニャ展開催中に館内で展示します。
ボローニャ展に向けて館内では様々な準備を進めているところです。
今日は参加して下さる皆さんの作品展示コーナーの設置が完了しました!
ワークショップキットを考案して下さったさぶさん制作の作品を、参考用に展示しました。
いずれの絵柄もキットに封入している型紙で作成していただけます。
入選作家のさぶさちえさんが考案したワークショップ。切り絵の技法を用いて「森」をテーマにしたモビールを作ります。ワークショップキットを購入し、お家で制作を楽しんでいただくワークショップです。制作していただいた作品は10月9日まで館内に展示します。
【販売開始日】2023年8月1日(火)10:00から
【定 員】先着50名
【価 格】800円(税込) *通信販売の場合1,170円、別途振込手数料がかかります。
【対象】どなたでも(*カッターナイフを使用します)
【購入方法】美術館または通信販売にてご購入いただけます。(美術館で購入する場合、水曜日は休館日ですのでご購入いただけません。)
*通信販売の方法はこちらからご覧下さい。
【さぶさちえ プロフィール】
2023イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者
pinpoint gallery 絵本コンペの受賞をきっかけに『ぼくのかげ』(あかね書房)で絵本作家デビュー。
絵本作品に『まっくろおさるどこいった?』(長崎出版)、言葉のいのち言葉のちから絵本シリーズ『扇の的』『鼠の嫁入り』文・土屋秀宇 / 絵・さぶさちえ(恵コミュニケーションズ)などがある。絵は切り絵で描いている。