杉浦康益 展  陶の博物誌 - 自然をつくる

YASUYOSHI SUGIURA A Natural History of Ceramics: Making Nature
 このたび西宮市大谷記念美術館では、現代陶芸を代表する美術作家・杉浦康益(1949年〜)の展覧会を開催いたします。杉浦康益は2012年度日本陶磁協会賞を受賞し、近年ますますその活躍が期待されている作家の一人です。
 東京藝術大学在学中、恩師の「やきものは石である」という言葉に触発され、《陶の石》を造り始め、1979年に《陶による石の群れ》を発表し、注目を集めました。その後、1984年のびわこ現代彫刻展への出品を機に、石から岩へとモチーフをスケールアップさせ、<陶の岩>シリーズを展開し、やきものの新たな可能性を追求しました。また1984年に東京から神奈川県真鶴に住居とアトリエを移し、以後この地で制作を続けています。自然の中に身を置くことで、自然を写しとる手法から、自然の中に溶け込む手法へと表現方法を変化させ、1994年から《陶の木立》によるインスタレーションを発表します。2006年「越後妻有アートトリエンナーレ」に《風のスクリーン》を設置、また2013年「瀬戸内国際芸術祭」では、女木島の高台に《段々の風》を設置しました。野外でのこのような大規模なインスタレーションを発表する一方で、2000年からは、植物をルーペで詳細に観察し、その内部構造を精緻に再現する<陶の博物誌>シリーズを発表しています。この作品を見る者は、陶による細密表現に感嘆すると同時に、自然への憧憬と畏怖を感じずにはいられないでしょう。
 本展覧会は、西宮市大谷記念美術館が所蔵する<陶の博物誌>シリーズの作品27点を中心に、<陶の岩>、<陶の木立>のシリーズのインスタレーションを展示し、杉浦康益の代表的な仕事を紹介します。
<展示構成>
①陶の岩によるインスタレーション
②陶の木立によるインスタレーション
③陶の博物誌(当館所蔵の作品)
④落花の沙羅によるインスタレーション

主催:西宮市大谷記念美術館
後援:西宮市、西宮市教育委員会

01      02
向日葵の花 2009                              朽ちゆくヒマワリ 2011 

03            04
落下のしゃら 2006                             白ツメ草  2006  
                       

会期

2014年6月7日(土)〜8月3日(日)

休館日

水曜日

無料開館日

7月21日(月・祝)

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

入館料

一般500円/高大生300円/小中生200円
*20名以上の団体は各料金から100円割引
*西宮市在住65歳以上の方は一般料金の半額(要証明書呈示)
*ココロンカード・のびのびパスポートを呈示の小中生は無料
*身体障害者・療育・精神保健福祉手帳などを呈示の方は無料

関連イベント