ボローニャ展とは
ボローニャ展とは?
イタリア北部の都市ボローニャでは、1964年以来毎年世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が開催されています。期間中には絵本に関する多くのイベントも行われ、絵本作家や編集者など3万人以上が世界各地から来場します。見本市では1976年に絵本原画のコンクールが始まりました。5点1組のイラストを用意すれば誰でも応募できる公募展で、絵本の専門家である審査員たちによって、すでに絵本として発表された作品も未発表のものも全て公平に審査されます。コンクールでの入選を機に作家としての一歩を踏み出す人も多く、絵本作家の登竜門として長年続いてきました。今年は94カ国・地域から4,158組の応募があり、日本人7人を含む33カ国・地域の75組が入選を果たしました。
当館では、入選作品を紹介する「ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ展)」を、1978年から毎年恒例の展覧会として開催しています。作品には現代を生きるイラストレーター達からの様々なメッセージが込められています。世界各地から集まった絵本原画の「今」をお楽しみください。
入選作の他にも特別展示として、2025年にSM出版賞を受賞したマリア・ハイドゥク(ウクライナ)の作品やラガッツィ賞で選出された日本の絵本の原画を展示します。
ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアとは?
イタリア北部の都市ボローニャで1964年に始まった、子どもの本専門の国際見本市です。毎年春に開催され、世界中から集まった出版社がブースごとに分かれて、出版物を紹介したりイラストレーターとの商談を行います。期間中には、絵本原画のコンクール、編集者や絵本作家らによるトークイベント、優れた絵本を表彰する賞の授与式など、ブックフェアを盛り上げる様々なイベントが開催されます。
今年は4月13日〜16日に開催され、世界各地から、編集者、イラストレーター、教師など、子どもの本に関心のある32,652人が来場しました。
ブースの出展は90カ国・地域からがあり、様々な展覧会やコンクールも開催されました。今年3回目となる国際交流基金とJBBYの合同ブースでは、イラストレーターのポートフォリオの展示や、ブックフェアの目玉イベントの一つである、ラガッツィ賞の規定とカテゴリーに合わせて選書した日本の絵本61冊を展示しました。
https://www.bolognachildrensbookfair.com
絵本原画コンクールとは?
ブックフェアを盛り上げるため絵本原画を紹介する催しが1967年に始まり、1976年に公募形式のコンクールとなりました。絵本原画のコンクールとしては世界最大級で、毎年世界中から編集者や大学の教授、絵本作家など、絵本の専門家4〜5名が審査員として選ばれます。
作品サイズの上限はありますが、国籍や出版歴の有無に関する規定はなく、応募条件は5点1組のイラストを用意することのみ。未発表の作品でも、既に絵本として発表された作品(ただし2年以内に発行されたもの)でも応募可能です。作品技法にも制限はありません。
このコンクールでの入選は、世界中の出版社に自作をアピールできるチャンスで、これを機に絵本を出版するなど、絵本作家としての第一歩を踏み出した入選者も数多くいます。日本からは第一回展に松原直子が入選して以来、毎年多くのイラストレーターが出品しており、入選を続けています。コロナ禍以降2021年からオンラインでの応募になったことで、郵便事情があまり良くない国からの応募も増え、より多くの国の作品が入選を果たすようになりました。