

ワークショップコーナーには、全部で15通のお手紙が展示されています。
来館者のなかには、このコーナーで足をとめて熱心にご覧になる方もいました。
かこちゃん・みらいちゃんを想って書かれた(描かれた)手紙は、どれも心がこもっており温かいものばかりでした。
そんなお手紙は、このコーナーを訪れた方々の気持ちを和ませてくれたはずです。
ボローニャ展の会期中限定のこの取り組みは、展覧会の閉幕と共に終了し、かこちゃん・みらいちゃんからの手紙は参加者のみなさんの元へとお届けします。
そして、参加者のみなさんが書かれた(描かれた)手紙はかこちゃん・みらいちゃんの元へとお返しします。
ワークショップとしての活動は終了しますが、それぞれの元で手紙は残り続けることで、「そこにある」の物語の続きはこれからも紡がれていきます。



9/23(火・祝)に2017年のボローニャ展入選者のオオノ・マユミさんをむかえ、講演会「イラストレーターが行く! ボローニャ・ブックフェア」を開催しました。
オオノさんは2017年にボローニャ展に入選し、現在国内外で絵本を出版されています。ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアにはこれまで4回参加され、現地でワークショップ講師も務められました。講演会では、実際に参加したからこそ分かったこと、ボローニャ展での人との出会いが繋げてくれたもの、海外での出版裏話など、オオノさんならではのお話をしてくださりました。
最後には、参加者からの質問に回答するコーナーも。絵本作家を目指す小学2年生や、現在物語を執筆されている方からの質問も寄せられ、熱のこもった回答をされました。
チャレンジ精神と好奇心を持ち続けるオオノさんの姿勢は、これからボローニャを目指す方にとって大いに刺激になったようです。
講演会には、ボローニャ展及び講演会に特別協力をいただいているイタリア文化会館-大阪のアンドレア・ラオス館長も駆けつけてくださり、参加者のみなさんにご挨拶もしていただきました。



ワークショップコーナーに新たに届いたお手紙を展示しました。
それぞれの手紙には書いた方の個性が表れており、ワークショップコーナーはだんだんと賑やかになってきました。
お手紙にイラストを添えたり、シールを貼ってデコレーションしたり、封筒にかこちゃん・みらいちゃんのイラストを描いたり…どんな風に手紙がデザインされているのか注目してみるのもオススメです。かこちゃん・みらいちゃんを想って大切に書かれたことが伝わってきます。
なかにはミャクミャクのイラストが描かれているものも。万博が開催されている今年ならではのお手紙です。



「今日の花はどんな花?」いろんな花の形に紙を切り、大きな紙に貼りました。
絵の具でとっておきの「自分色」をつくったら、ローラーや身近な材料でコロコロ ペッタン!今日出会ったみんなと一緒に、とっておきの花を咲かせました。

うめださんの入選作《花といっしょ》は、大切な人から花をもらった時の気持ちや、思い出の場所に咲く花を思い出しながら描かれました。ワークショップでは、参加者それぞれが「花」について思いを巡らせ、自分だけの花を画用紙で切り抜きました。切り抜いた花は大きな紙に貼り、その上からローラーや刷毛で絵具を塗ったりスポンジや木片などで模様をつけました。最後にお花を摘むと、お花のシルエットが浮かび上がる花畑があらわれました。
自分だけの「色」ではなく、参加した方それぞれの「色」が重なり合い模様が加わることで、思いもしなかった光景が広がり、みんなで一緒に作ることの楽しさを実感できました。
作品はボローニャ展の期間中、館内に展示しています。









ワークショップコーナーに新たに届いたお手紙を展示しました。
「赤色が好き」で赤色の可愛らしいお魚をコラージュしたお手紙を書いて下さった方へのかこちゃんとみらいちゃんのお返事には、同じく赤色のタコや海の生き物が。かこちゃんとみらいちゃんもお魚のコラージュを参考にお返事を書いてくれたようです。
かこちゃんとみらいちゃんからの「あなたはどんなときがいちばん楽しい?」という質問に答えてくれたお手紙には、「本を読むこと」「お手紙をかくこと」「家族や友達とのおしゃべり」など、様々な「楽しいこと」が書かれていました。読んでいると、こちらも「楽しいこと」を色々と想像したくなります。
お手紙を書きながら、ご自身の気持ちを見つめてくださった方もいました。忙しい日々のなか、そうした時間を持つことの大切さに気付かされるお手紙でした。



夜空の向こうにはどんな世界が広がっているのでしょうか?
太陽系の外の惑星にあったらいいと思うものは?
目には見えないけれど、きっとそこにあるものを想像して描き、みんなで銀河を作りました。

9月7日(日)に2025年のボローニャ展入選作家の小池結衣さんを講師にむかえ、ワークショップ「見えないものを描いてみよう」を開催しました。
はじめに小池さんから入選作品や宇宙についてのお話を聞き、「見えないもの」を想像しました。「気持ち」「体の中」「未来」「声」など多くの言葉を付箋に書き出して壁に貼っていきました。自分には無かった視点で書かれた言葉など、他の方の意見も参考にすることで、どんどん「見えないもの」が書かれた付箋が壁を埋めていきました。
次に、それらのイメージを想像して絵を描き、貼り合わせていきました。同じ「見えないもの」を描いていても、人によってそのイメージはさまざまであることがよく分かりました。
最後に星の形を切り抜いた、夜空に見立てた黒い紙を重ね合わせると、「見えないもの」一つ一つの色が透けて星の輝きになりました。偶然の重なりで組み合わさった色と形が絶妙にマッチし、それぞれの想いが一体となった美しい銀河が完成しました。
作品はボローニャ展会期中、当館1階の講堂前の廊下に展示しています。






ワークショップキット「手紙の時間ーお手紙をかいてみよう」に参加された方のお手紙をかこちゃん・みらいちゃんに届けたところ、2人からお返事が到着しました。
かこちゃん・みらいちゃんへのお手紙には、ご自身の好きなものや、最近訪れた場所などが書かれています。どのお手紙にも温かい想いが込められていることが伝わってきます。
そんな皆さんへのお返事に、かこちゃん・みらいちゃんも張り切ってお返事を書いてくれたようです。それぞれのお返事には、言葉だけでなくイラストも添えられており、両方のお手紙を見ると、まるで一つの物語が続いているようです。
詳しい内容は、是非会場でご覧ください。



ワークショップキット「手紙の時間-お手紙をかいてみよう」では、umecoさんの入選作《そこにある》には、かこちゃんとみらいちゃんという2人の女の子が登場します。
作品のなかで、離れたところに住んでいる2人は、手紙を送りあうことでお互いを想い合っていました。
ワークショップキットには、作品のその後の2人の様子を描いたペーパーが同封されています。久しぶりに会うことが出来た2人は、今度は一緒に手紙を書くことにしました。
そんな2人が書いた手紙がワークショップキットには同封されています。この手紙を読んで、参加者の皆さんにかこちゃん・みらいちゃん宛の返事を書いていただきました。



左:作品のその後の2人の様子を描いたペーパー「《そこにある》の2人からあなたへ」
中央:2人からの手紙
右:手紙は《そこにある》に登場する封筒に入れた状態で、キットに封入されました
umecoさんの入選作《そこにある》に登場する人物たちに宛てて手紙を書いてみませんか?あなたの書いた手紙に、登場人物たちから返事が届きます。
ワークショップキットを購入し、自宅で楽しんでいただくワークショップです。
*書いていただいた手紙は美術館で展示します
【販売開始日】8月1日(金)10:00〜
【協 力】umeco(2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者)
【対 象】どなたでも
【定 員】先着30名
【材料費】550円(税込)
販売は終了しました
ワークショップキットをご購入された方で手紙の投函がまだの方は、10月1日までにご投函ください。それ以降のお手紙は受付出来ません。
【講師より】
日々の中での小さな発見や言葉をたどりながら人や生き物、風景を描く。猫と絵本と車窓からの眺めがすき。2021、2025ボローニャ国際絵本原画展入選。絵本の著書に「すーは~(発行:Gakken)」、「いたばしの昔ばなし2 仏さまのおだんご 街道のえのき」(発行:板橋区教育委員会)。
夜空の向こうにはどんな世界が広がっているのでしょうか?太陽系の外の惑星にあったらいいと思うものは?
目には見えないけれど、きっとそこにあるものを想像して描き、みんなで銀河を作ります。
【日 時】9月7日(日) 14:00〜16:00
【講 師】小池結衣氏(2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者)
【対 象】小学生以上(小学生は保護者も要参加)
【定 員】9組(応募多数の場合は抽選、1組4名まで)
【材料費】1組につき1,000円(税込、別途入館料が必要)
【申込方法】
往復ハガキ(〒662-0952 西宮市中浜町4-38)またはメール(otaniws@otanimuseum.jp)に、参加者全員の氏名・年齢・住所・電話番号を明記。1回の応募で4名まで申込み可能。重複での申込み無効。8月15日(金)必着。
【講師より】
美大は出ておらず、銅版画で最も手間がかかるとされるメゾチントという技法で作品を作っています。年間20点くらい制作し、340点以上になりました。東京、関西、名古屋など、個展を40回くらいしています。
「今日の花はどんな花?」いろんな花の形に紙を切り、大きな紙に貼ります。絵の具でとっておきの「自分色」をつくったら、ローラーや身近な材料でコロコロ ペッタン!今日出会ったみんなと一緒に、とっておきの花を咲かせます。
【日 時】9月14日(日)14:00〜15:30
【講 師】うめだよしの氏(2025イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者)
【対 象】小学生以上(小学生は保護者も要参加)
【定 員】9組(応募多数の場合は抽選、1組4名まで)
【材料費】1組につき1,000円(税込、別途入館料が必要)
【申込方法】
往復ハガキ(〒662-0952 西宮市中浜町4-38)またはメール(otaniws@otanimuseum.jp)に、参加者全員の氏名・年齢・住所・電話番号を明記。1回の応募で4名まで申込み可能。重複での申込み無効。8月15日(金)必着。
【講師より】
図工の先生。三児の母。子どもと絵本をたくさん読むことをきっかけに、PALETTECLUBで絵本づくりの基礎を学び、絵本づくりをしている。家では「よっちゃんクラブ」を開催し、娘たちとお絵描き・ものづくりを楽しむ。好きな食べ物はカレーライス。
世界中から児童書・絵本出版社が商談であつまるボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア。
トークイベント、ワークショップ、ジェラート屋台とお祭りのようなにぎわいのなか、ポートフォリオやダミーブックを抱えるたくさんのイラストレーターの姿も。
会場の様子、作品持ち込み、街の絵本店、そしてイタリアの出版社と作った絵本についてお伝えします。
【日 時】9月23日(火・祝)14:00〜15:30
【講 師】オオノ・マユミ氏(2017イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者)
【定 員】80名(小学生以上)
【申込方法】8月17日(日)午前9時より電話0798-33-0164にて受付(先着順)
*参加費は無料ですが入館料が必要です。
【講師より】
セツ・モードセミナー卒業。出版社勤務を経て、フリーランスのイラストレーターに。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選をきっかけに国内外で絵本を出版。『とって』エンブックス、『ぽとんケーキぱくっ』講談社ほか。
【オオノさんへの質問募集中】
2025年9月23日(火・祝)14:00〜15:30に開催する講演会「イラストレーターが行く!ボローニャ・ブックフェア」の講師、オオノ・マユミさんへの質問を受付中です。
講演会でオオノさんが、みなさまからお寄せいただいた質問の中からいくつかにお答えします。
質問受付は終了しました

