生誕110年 松井正展

 松井正(まつい・しょう 1906〜1993)は広島市に生まれました。1923年12月、17歳のとき画家を志して大阪へ発ち、二科会所属の新進洋画家小出楢重を訪ねます。小出に入門を許された松井は、1924年の信濃橋洋画研究所開設と同時に同研究所で研鑽を積みます。
 1927年、第14回二科展に《樹間展望》を出品して初入選を果たし、1935年二科会友、1941年同会員となります。戦後、西宮市に移り住んだ後も引き続き二科会で活躍を続ける一方で、大阪樟蔭女子大学、大阪芸術大学などで後進の指導にもあたり、1975年大阪芸術賞、1979年西宮市民文化賞を受賞しました。
 このたびの展覧会は、松井正の生誕110年を記念して開催するもので、2015年度に寄贈を受けた作品4点と所蔵品を中心とした約20点により、画家の足跡を振り返ります。

主催:西宮市大谷記念美術館
共催:兵庫県阪神南県民センター
後援:西宮市、西宮市教育委員会

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松井正《涼風》1948年

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松井正《収穫》1934年

会期

2016年6月11日(土)〜7月31日(日)

休館日

水曜日

無料開館日

7月18日(月・祝)

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

入館料

一般500円/高大生300円/小中生200円 <「川村悦子展−ありふれた季節」展と共通 >
*20名以上の団体は各料金から100円割引
*西宮市在住65歳以上の方は一般料金の半額(要証明書呈示)
*ココロンカード・のびのびパスポートを呈示の小中生は無料
*心身に障害のある方及び介助者1名は無料(要手帳等呈示)

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