公益財団法人 西宮市大谷記念美術館/四季折々の草花が美しい日本庭園のある美術館です

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2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
ワークショップ通信
▲ イラスト:小野寺 美帆(日本)
《黒しっぽ書店》
イベント通信
2024.12.02
石川県七尾美術館で「おかわりボローニャ 〜絵本とイラスト展〜」展が開催されました

2024年の能登半島地震による石川県七尾美術館の休館とボローニャ展の中止をうけて、過去入選者たちによる「おかわりボローニャ 〜絵本とイラスト展〜」が石川県立図書館で開催されました。
板橋区立美術館のホームページにて、この展示に参加された入選者の皆さんのメッセージが紹介されています。ボローニャ展への想いが詰まったメッセージ、是非ご覧ください。

板橋区立美術館のホームページはこちら



2024.09.14
ワークショップ「お庭の葉っぱで版画をつくろう」Part.2

小野寺さんからは「今日はどんどん版を作ってどんどん摺ること!」との掛け声があり、それぞれが採集した葉をどんな風に用いるか、試行錯誤しながらの版作りが始まりました。なかには葉を切ったり、花びらの配置を工夫するなど、植物の使い方にも個性が光りました。

版が出来上がった後は、摺りの作業です。最初はインクをつけすぎてしまい、版の模様がつぶれてしまうこともありましたが、摺っていくうちにみなさんコツを掴まれたようです。摺り上がった作品を見て、自身の思うイメージに近づけるべく、何度も挑戦されていました。摺りの作業に慣れてくると、2色や3色の絵の具を使ってカラフルな作品を制作される方もいました。ローラーは全員で共有したため、前の人が使った色がローラーに付着していたことで、思いがけずグラデーションの効果が表れた作品が出来上がるなど、予想外の展開を見せてくれた作品もありました。

制作した作品はタイトルとサインを書き、部屋の前方に掲示していきました。お互いの作品を見ることが参加者のみなさんの制作意欲を刺激し、終了時刻ぎりぎりまで熱心に制作に取り組まれました。最後には小野寺さんもびっくりするくらい、予想以上に多くの作品が完成しました。版画の楽しさを実感していただけたワークショップになりました。



2024.09.14
ワークショップ「お庭の葉っぱで版画をつくろう」Part.1

今年の入選作家の小野寺美帆さんを講師に迎え、ワークショップを開催しました。
小野寺さんは銅版画で入選を果たしました。そこで、今回は版画をテーマにしたワークショップを開催することになりました。この日は同じく入選者の西岡秀樹さんも特別ゲストとして参加してくださりました。
ワークショップは、小野寺さんによる入選作や版画についてのレクチャーからスタートしました。レクチャーでは、版画の仕組みとともに入選作のモチーフになったご家族の話や、モデルになった場所のエピソードなど、ここでしか聞けないお話も語っていただきました。
版画の仕組みについては、入選作に使われた銅版を参加者のみなさんに実際に手に取っていただきました。初めて触る銅版に、参加者のみなさんからは「小さい!」「結構重い!」「めっちゃ細かい!」との反応が。銅版画の緻密な作業と作品の裏側を知る、貴重な機会になりました。

版画の仕組みを知った後は、ワークショップで作っていただく作品の作り方についてのレクチャーです。今回のワークショップで版に使うのは、なんと美術館の庭にある植物です。参加者のなかには版画を作ったことがある方もいらっしゃいましたが、「植物を使うのは初めて」とのこと。小野寺さんが手早くスチレンボードに植物を貼るとあっという間に版が完成しました。そして、ローラーで版にインクをつけて紙に摺り、インクの付け方によって表情が異なる作品がいくつも出来上がる様子を見せてくださりました。

制作手順の説明の後は、版に使う植物を採集するために参加者全員で美術館の庭へ。暑い中での作業となりましたが、変わった形の葉や、実のついた植物など、子どもも大人もみんな夢中で採集していました。発見した珍しい形の植物を小野寺さんに報告してくれる参加者も。植物採集が交流の時間にもなり、参加者同士が次第に打ち解けていきました。



2024.09.05
講演会「ボローニャ派の画家たちと芸術・美食・歴史の街 ~イタリア・ボローニャの魅力~」を開催しました

阪急交通社の超ベテラン添乗員の園田昌代さんを講師に迎え、ボローニャの魅力を語っていただく講演会を開催しました。
この講演会はイタリア文化会館-大阪のご協力のもと実現しました。この日はなんと文化会館の館長もご出席され、特別にご挨拶をしていただきました。

園田さんはイタリアはもちろん、ベネズエラ、ガラパゴス、タスマニアなど世界中の様々な国を添乗してきた日数は4,000日以上になります。経験と知識両方が豊富な園田さんのお話を楽しみに、平日にもかかわらず多くの方が参加してくださりました。

講演会ではイタリアの成り立ちにはじまり、古代ローマ時代の解説、キリスト教とローマ帝国時代の地理や勢力関係など、名所のガイドもしつつ、歴史の流れをまずはお話いただきました。
イタリアという国がどのような歴史を辿ってきたのかお話いただいた後は、ボローニャについて詳しく解説していただきました。ボローニャで活躍した画家、世界最古の大学であるボローニャ大学と街の景観にまつわる話、名物料理など…90分たっぷりイタリアとボローニャの魅力についてお話いただきました。
講演会では園田さんの軽快な語り口調に時折笑いが起こる場面も。参加者の皆さんはきっとボローニャに行ってみたくなったはずです。



2024.07.23
講演会「ボローニャ派の画家たちと芸術・美食・歴史の街 ~イタリア・ボローニャの魅力~」8月5日よりお申し込み開始!

イタリアの文化や食に精通した、ベテラン添乗員の園田昌代さんが、添乗員として培った豊富な経験と知識を元に、ブックフェアが開催されているボローニャの魅力を紹介します。
ブックフェアの開催地ボローニャに行ったことがある方も、これからご旅行を予定されている方も必聴です!

【日 時】9月5日(木)14:00〜15:30
【講 師】園田昌代 氏(阪急交通社添乗員)
【定 員】50名(小学生以上)

【申込方法】
8月5日(月)より電話(0798-33-0164)にて受付
*参加費は無料ですが、入館料が必要です。

【講師プロフィール】
園田昌代(阪急交通社専属添乗員)
美術・王室史・歴史・大自然・秘境・写真大好き添乗員!海外添乗日数 約4000日 超ベテラン添乗員です。
秘境添乗国一例:ベネズエラ、ガラパゴス、タスマニア、タンザニア、ケニア、イスラエル、アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージア、シリア、ヨルダン、オマーン、コスタリカ



2024.07.23
ワークショップ「お庭の葉っぱで版画をつくろう」参加者募集中!

美術館の庭にある植物の葉っぱや、身近な素材を版にして版画を作ります。特別な道具は使わない、自由な版画の世界を楽しむワークショップです。

【日 時】9月14日(土)14:00〜16:00
【講 師】小野寺美帆 氏(2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者)
【対 象】子ども(小学生〜中学生)とその保護者 *1組4名まで
【定 員】9組(応募者多数の場合は抽選)
【材料費】1組につき1,000円(税込、別途入館料が必要)

【申込方法】
往復ハガキ(〒662-0952 西宮市中浜町4-38)またはメール(otaniws@otanimuseum.jp)に、参加者全員の氏名・年齢・住所・電話番号を明記。8月23日(金)必着。
重複での申込無効。

【講師プロフィール】
小野寺美帆(2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選者)
カーティン工科大学大学院修士課程修了。大学院卒業後、会社員の傍らコミックエッセイの出版や英語漫画エッセイ連載などを手掛け、連載終了後より銅版、水彩作家としてヨーロッパを中心にアート活動を展開。子育てを通じ絵本という世界に衝撃を受け、絵本塾「あとさき塾」にて絵本作りの基礎を学ぶ。
双子のお母さんで4人家族。ペットは文鳥の「ごま」。



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